こんにちは。Web系のフリーランスのふっくーです。
Webライターが仕事を受ける場所として便利なクラウドソーシング。掲載されている案件に応募するだけで、簡単にライティングの仕事を受けられます。
しかし、「クラウドソーシングは本当に稼げるのかな?」「どのサービスを使えばいいのだろう」と悩む方も少なくないはずです。
そこで、この記事ではクラウドソーシングは本当に稼げるのかを解説。おすすめのクラウドソーシングサイトと効率よく稼ぐ方法についても解説します。
なお、 この記事を書いている僕は Webライターとして2年ほど働いた経験があります。またクラウドソーシングサイトを使って50件以上のライティングの仕事を受けました。 この業界にはわりと詳しいので信頼性の担保になれば幸いです。
webライターはクラウドソーシングで稼げる?
まずは、WebライターがWeb ライターがクラウドソーシングで稼げるのかを見ていきます。
結論:3~20万円は稼げる・相場はピンキリ
クラウドソーシングでは月3~20万円ほどは稼げるでしょう。ただし、持っているスキルや実績によって稼げる金額は大きく変わります。
未経験の場合、低単価の案件をこなすことが多いので、1日5~8時間くらいコミットして月3~5万円程度が限界です。少しSEOやライティングのスキルが身につけば、月5~10万円ほどは稼げます。また、かなりスキルや実績が溜まってくれば月20万円も目指せるでしょう。
以下の表で稼げる金額と経験年数を整理してみました。ざっくりとしたイメージですが参考にしてみてください。
~3ヶ月 | 月3~5万円 |
3~6ヶ月 | 月5~10万 |
6ヶ月~ | ~20万 |
Webライターの案件はたくさんあるので、未経験から始めても月に「1万円も稼げない」みたいな状態にはならないでしょう。
注意:労働量でも変わる
Webライターの仕事は記事を書いて納品すること。そのため書く量が増えれば、稼げる金額もアップします。
そのため、もし単価0.5円でも毎日2万字書けば月に20万円ほどは稼げます。一方で、文字単価3円で仕事を受けても、1日2,000文字しか書かなければ月12万円ほどの収入しか得られません。
クラウドソーシングでは、「記事を書けば書くほど稼げる金額も増える」と考えてもらうとわかりやすいです。
20万円を超えて稼ぐのは難しい
上記で解説した通り、クラウドソーシングでは最大で月20万円ほど稼ぐことができます。ですが20万円を超えて稼ぐのは難しいでしょう。
なぜなら低単価の案件が多いためです。「クラウドワークス」というサイトのライティング系の案件の依頼数を調べてみました。
ご連の通り、文字単価1円以下の案件は30,000件ほどあるのに対し、2円以上の案件は7,000件ほどしかありません。
基本的にクラウドソーシングでは、「低単価の案件をたくさん受けて稼ぐ」という状態になりがち。そのため、20万円以上稼ぐのはとてもハードルが高いです。また低単価の案件であれば、たくさん文字を書かないといけないので、作業量的にも20万円以上稼ぐのはかなり大変です。
「高単価の案件をこなして効率よくたくさんの収入を得る」のはとても難しいです。
またクラウドソーシングでは手数料が取られます。使うサービスによっても変わりますが、お金を振り込んでもらう際に、稼いだ金額の10%前後が手数料として差し引かれます。
例えばクラウドソーシングで20万円稼いだとしたら、2万円引かれて18万円が振り込まれるイメージです。
そのため、収入を支払うシステム的にも高収入を得るのは難しいでしょう。
僕は~10万円が限界でした
僕は6ヶ月ほどクラウドソーシングのサイトを使いましたが、 webライターの案件では最大で10万円ほどしか稼げませんでした。
やはり低単価の案件が多いですし、手数料で10%くらい持っていかれるのでがっつり収入を得るのは難しかったです。
また、基本的には文字単価1~2円の仕事をたくさん受けていたので、作業量的にも10万円を超えて稼ぐのは難しかったです。
他のライターさんの口コミも確認してみましょう。
実はいうとクラウドソーシングを使い、1からライターのお仕事をとってみた11月。継続案件3件と5万円以上稼げました。やったことは
・単価1円以上に応募
・継続性のあるプロジェクト案件に絞る
・1日3件は応募
・ブログ記事や過去に書いた記事をだす
これしかやっていません。収入の柱の参考にどうぞ。— カミヤ@Webライター (@kamiya_7076) November 30, 2022
【ライターとしてのこれまでの収益推移】
月5万:クラウドソーシングで簡単に稼げた
月10万:クラウドソーシングで簡単に稼げた
月20万:Twitter営業で稼げた
月30万:Twitter営業で稼げた
月40万:Twitter営業で稼げた
月50万:Twitter営業で稼げた
月60万:未到達— 岡 拓馬@セブ島のフリーランス (@OkaTakuma1) January 11, 2021
WEBライターが1ヶ月10万円稼げた話 #はてなブログ
在宅でも10万円稼げる!WEBライターの仕事とは?【クラウドソーシング】 – 300歩オレンジ広場https://t.co/jYYIPPK2rs pic.twitter.com/wa7K0TkHP2— ケミカル (@chemical888) October 10, 2017
ご覧の通り稼げる額はけっこう人によってバラバラです。ただTwitterを見た感じ、3~10万円ほど稼いでいる人が一番多いように感じました。
Webライターにおすすめのクラウドソーシングサイト9選
前項で解説した通り、 Webライターはクラウドソーシングで月20万円ほど稼ぐことができます。
ここからは、クラウドソーシングにおすすめのサイトを9つ厳選して紹介します。僕が利用したものをおすすめ順に紹介するので、参考にしてみてください。
クラウドワークス | ランサーズ | サグーワークス | ライターステーション | Shinobiライティング | 副業クラウド | ココナラ | シュフティ | カカセルエディター | |
案件数 | 多い | 多い | 普通 | 普通 | 普通 | 少ない | – | 普通 | 少ない |
案件の特徴 | SEOライティング、アンケート回答、台本作成など幅広い | SEOライティング、アンケート回答、台本作成など幅広い | ライティングの案件が多い | ライティングの案件のみ掲載 | 文字数が少なめの案件が多い | 企業と直接契約できる | 記事執筆パッケージ化して販売 | データ入力やアンケート回答の仕事が多い | 高単価の案件が多い |
単価 | ピンキリ | ピンキリ | 普通 | 普通~高め | 低め | 普通~高め | ピンキリ | 低い~普通 | 普通~高め |
クラウドワークス
クラウドワークスは数多くの利用者がいる大手のクラウドソーシングサイトです。Webライティングを含めた様々な案件が掲載されています。
このサイトの特徴は、Webライティングの案件数が多いこと。常時1万以上の案件が掲載されていることが多いです。そのため未経験の方でも、すぐに仕事を取ってくることができます。
また案件数が多い分、高単価の案件も多く掲載されています。クラウドソーシングサイトの中でも比較的効率良く稼ぎやすいです。
加えて、クラウドワークスでは「認定制度」を実施。満足度や得た報酬額などの条件を満たせば、クラウドワークスから「プロクラウドワーカー」に認定され、自分のプロフィール画面などにバッジがつくようになります。他のライターさんよりも案件が獲得しやすくなるシステムがある点も特徴です。
ランサーズ
ランサーズは日本で知名度の高いクラウドソーシングサイト。
クラウドワークスに続いて案件が多いのが特徴です。SEOライティングやアンケート回答、台本作成などライティングに関する様々な案件が掲載されており、初心者でも仕事を取りやすいです。
また、ランサーズでは案件の単価を運営がチェック。文字単価0.01円など、明らかに単価が低すぎるものには警告が表示されます。そのため、 なるべく正当な価格の案件を選んで応募できるので、 効率よく稼ぎやすいです。
サグーワークス
サグーワークスはライティングに特化したクラウドソーシングサイト。
基本的にはライティングの案件のみが掲載されているので、 案件探しの手間が省けるのが特徴です。
また、 サグーワークスは他のクラウドソーシングサイトに比べて単価の高い案件が多いのが特徴。基本的には文字単価1円以上の案件が多く、 中には3円~5円のものもあります。 なるべく高収入を狙いたい人におすすめのサイトです。
ただし、サグーワークスにライターとして登録するには、ライティングテストなどの審査を通過する必要があります。 ある程度スキルが身についている人におすすめのサイトだと言えますね。
ライターステーション
ライターステーションもライティングに特化したクラウドソーシングサイトです。
このサイトでは、運営会社は自社案件として仕事を発注しているため、比較的高単価の案件が多いのが特徴。効率よく稼ぎやすいのがメリットです。
また、サポート体制が手厚いのもこのサイトの魅力。SEOを考慮した構成の作り方やクリックされるタイトルの付け方など、ライティングに関する技術をマンツーマンに近い形で伝えてもらえます。そのためライターとしてスキルアップでき、高単価の案件を獲得する実力を養えます。
ただし、ライターとして登録するにはライティングテストなどの審査を通過しなければなりません。既にある程度 SEOやライティングの知識がある方におすすめのサイトです。
Shinobiライティング
Shinobiライティングは初心者でも利用しやすいクラウドソーシングサイトです。
このサイトの特徴は、自分で案件を選んで執筆できること。他のサイトのように案件に応募するのではなく、すでにある案件の中から好きなものを選んで書くことができます。
そのため隙間時間などで手軽に記事を書いて収入を得られるのがメリットです。
また、執筆する文字数が少ない案件が多いのもこのサイトの特徴。 ライティングに慣れていない方や副業でお小遣い稼ぎをしたい方にぴったりです。
複業クラウド
複業クラウドはWeb関連の案件が豊富に掲載されているクラウドソーシングサイトです。他のサイトに案件数は劣るものの、Webライティングの案件もちらほらあります。
このサイトの特徴は、Webライターと企業が直接取引できること。IndeedやWantedlyのように企業のライティングの求人が掲載されており、採用が決まれば企業と直接記事の納品や報酬のやり取りができます。そのため、仲介手数料を取られないのがメリットです。
また、 比較的高単価の案件が多いので、がっつり稼ぎたい人におすすめできます。
ココナラ
ココナラはスキルを売り買いできるサイト。「記事を〇〇円で執筆します」のように、自分のスキルをパッケージ化して売り出し、誰かに購入してもらう形で案件を受けます。
メルカリの仕事バージョンみたいなイメージです。
自分で言い値を設定できるため、正当な報酬を得やすいのが特徴です。また、設定できる金額に上限はないため、高く設定すればしっかり収入を得られます。
すでにSEOの知識や文章力があったり、ライティングの実績が豊富だったりする方は私語を受けやすいサイトだと言えます。
シュフティ
シュフティは主婦向けのクラウドソーシングサイト。
データ入力やアンケート回答などの簡単な仕事が多く掲載されています。 そのためライティング初心者の方でも仕事を取りやすいのが特徴です。
またこのサイトでは、10分ほどの短時間で終わる仕事も多く掲載。スキマ時間にサクッと働いて収入を得られるのもメリットです。
まずはお小遣い稼ぎ感覚でライティングに挑戦したい人におすすめだと言えます。
カカセルエディター
カカセルエディターは高単価の案件が数多く掲載されているクラウドソーシングサイトです。
掲載されている案件の70%以上が文字単価2円のものなので、効率よく収入を得ることができます。
また、クライアントとやり取りをしなくていいのもこのサイトの特徴。基本的にはディレクターがクライアントとやり取りをするので、ライターは記事の執筆に集中できます。
加えてサポート体制が整っているのもこのサイトの魅力。執筆で困ったことがあればディレクターにいつでも質問できます。
「なるべく高単価の案件に取り組みたい」「疑問点を相談できる環境が欲しい」という方におすすめのサイトです。
クラウドソーシングサイトの選び方
現行ではオススメのクラウドソーシングサイトを紹介しました。ここからはクラウドソーシングサイトの選び方を解説します。
案件の多いサイトを選ぶ
まずは案件が多く掲載されているサイトに登録してみましょう。正直、初心者のうちは案件に応募しても採用してもらえないことが多いです。そのため、案件が多いサイトでなければ、仕事を獲得しづらく報酬も得づらいです。
また、案件の数が多いサイトであれば高単価の案件に応募できるチャンスも増えます。比較的効率よく稼げる点もメリットです。
まずはクラウドワークスとランサーズに登録してみるのがおすすめです。
記事のジャンルが多いサイトを選ぶ
次に記事のジャンルの豊富さも重視すべきポイントです。
一言でライティングと言っても、 SEO記事の作成やアンケートへの回答、YouTube の台本作成など様々なものがあります。また、「病院を紹介するもの」「英語力アップの方法を伝えるもの」など、記事の内容も多岐にわたります。
記事のジャンルが多いサイトを選ぶことで、自分の書きたい記事の執筆に挑戦できます。特に、初心者の間は色んなジャンルの仕事を経験すべきなので、ジャンルの豊富さは注意して見ておきましょう。
ただし、世の中に出回るライティングの仕事の8割はSEO記事の作成。なるべく、SEO記事のジャンルが多いサイトを選ぶと良いでしょう。
サポート体制が手厚いサイトを選ぶ
最後にサポート体制が整っているかも重要です。サイトによっては、スキルチェックのテストを実施していたり、 ライティングの指導を行っていたりする場合があります。
そういったサイトを利用すれば、着実にスキルをアップさせて質の良い記事が書けるようになります。高単価の案件はスキルがないと通らないので、スキルアップできることは大きなメリットです。
「ライティングの講座はあるか」「ライター向けの指導は行われているか」などをチェックした上でサイトを選んでみましょう。
すすめ:基本全部登録しましょう
上記ではクラウドソーシングサイトの選び方を解説しましたが、基本的には全てのサイトに登録するのがおすすめです。
登録するサイトが増えるほど応募できる案件の数も増えるので、初心者でも仕事を取りやすくなります。また高単価の案件に巡り会える確率も高くなり、効率よく稼ぎやすいです。
僕もWeb ライターをしていた頃は、10個ほどのクラウドソーシングサイトに登録していました。
どれか一つのサイトに絞る必要はありません。なるべく多くのサイトに登録することをおすすめします。
Webライターがクラウドソーシング稼ぐ際のポイント
前項ではクラウドソーシングサイトの選び方を解説しました。
最後に、クラウドソーシングサイトを使って稼ぐ際のポイントを解説します。
- 低単価過ぎる案件には応募しない
- 提案文はクライアントごとに変える
- 単価アップの交渉をする
低単価過ぎる案件には応募しない
まず、0.5円未満の案件(0.1円・0.08円のようなもの)のようなものは避けるのがおすすめです。
低単価の案件をこなしても、作業量に見合った収入をもらえず挫折する可能性があります。例えば1万字を書いても文字単価が0.01円であれば、100円しかもらえません。また、かなりの低単価で案件を振るクライアントは、ライティングの指導をしないことが多いので、SEOや文章力は身につきづらいです。
低単価すぎる案件を受けても、 メンタル的にもスキルアップを考慮してもあまり意味がありません。
なるべく文字単価0.5年以上の案件に応募するようにしましょう。
提案文はクライアントごとに変える
案件に応募する際の提案文はクライアントごとに内容を考えて送りましょう。ライターに求めるスキルや記事の内容は違うので、それに合わせて自分のアピールポイントを変えてみてください。
例えば、以下のようにすると効果的です。
マーケティング系の記事:「マーケティング会社で働いた経験があります」
英語学習の記事:「TOEIC800点あります」
どうすれば「質の高い記事が書けそうなスキルがある」と思ってもらえるかを考えて内容を考えてみましょう。採用してもらいやすくなるので、収入を増やせます。
初心者さんによくあるのが、提案文をテンプレート化すること。全部のクライアントに同じ文章を送っても、うまく自分のスキルをアピールできません。例えばマーケティング系の記事に、「TOEIC800点あります」と書いて送っても、信頼は得られません。
冒頭のあいさつやポートフォリオに誘導する文章などはテンプレ化すべきですが、基本的にはクライアントが求める人材を想像して提案文を考えましょう。
なお、提案文の書き方は以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
>>【受注率3倍】Webライター向けの提案文の書き方を解説【テンプレあり】
単価アップの交渉をする
何回も取引してくれるクライアントとは単価アップを交渉しましょう。
クライアントから継続的に仕事を振ってもらえているということは、「スキルがある」と認知されているということです。スキルのあるWebライターはクライアントも逃したくないはずです。
そのため、交渉すれば文字単価を上げてくれる可能性があります。
あくまでも目安ですが、 3ヶ月以上取引しているクライアントは文字単価アップをしてもらいやすいです。
ただし、文字単価アップは慎重に行いましょう。文字単価アップを嫌がるクライアントもいるため、そういったクライアントに交渉すると仕事を切られてしまうかもしれません。 逆に収入が減りかねないので、交渉するクライアントは選びましょう。
まとめ:クラウドソーシングサイトに登録して、Webライターとして働こう
クラウドソーシングはWebライターとして活動を開始するのにとても役立ちます。
初心者でも仕事を取りやすいですし、月数万円ならすぐに稼げます。スキルが身につけば、月20万円ほど稼ぐこともできるでしょう。
ぜひ今回紹介したサイトに登録して、Webライターとして働き始めましょう。
この記事がみなさんのお役に立てば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
なお、Webライターの始め方は以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。