こんにちは。Web系のフリーランスのふっくーです。
最近は副業をする人が増えてきました。中でも人気なのがWebライター。未経験からでも始めることができ、パソコン1台あれば働ける点も魅力です。
ですが、「Webライターの収入ってどのくらいなんだろう?」「ちゃんと稼げるのかな?」といった疑問を持つ人も少なくないはず。
そこで今回は「Webライターはどのくらい稼げるのか」を解説していきます。記事の後半では収入をアップさせる方法についても触れていくので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、この記事を書いている僕は、フリーランスのWebライターとして働いていたことがあります。今はWebマーケターとして活動しており、ライターさんに記事を発注する立場にいます。わりとWebライター関連の知識はある方かな、、、と思うので、信頼性の担保になれば幸いですmm
それでは前置きは終わりにして、本題に移っていきましょう!
【データ】Webライターの平均収入→少し低い
まずは公的データで収入を見ていきます。厚生労働省が2021年に行った調査では、Webライターの収入は「約400万円」です。
また、少し古いデータですが、同省の2019年度の調査では、Webライターを含むフリーランスのライターの収入は以下の通り。
200万円未満 | 32.0% |
200〜400万円未満 | 26.9% |
400〜600万円未満 | 21.5% |
600〜800万円未満 | 8.2% |
800〜1,000万円未満 | 5.5% |
1,000万円以上 | 5.9% |
参考:フリーランス白書
Webライターを対象にした調査が少ないので何とも言えませんが、平均年収かそれより少し低めが相場っぽいですね。
僕の肌感的にも300~400万、月にすると25~35万ほどかなというところ。
Webライターの収入形式
では、続いて報酬体系について解説していきます。
収入形式は文字単価・記事単価の2種類
基本的に、Webライターは
- 文字単価
- 記事単価
で収入が決まります。
文字単価とは「文字数と1文字あたりの金額に応じて報酬を支払う形式」のこと。例えば、文字単価2円なら、3,000文字の記事を書くと6,000円もらえます。各文字数が増えるほど報酬が増えるのが特徴です。
一方、記事単価は「決められた金額を支払う形式」のことを指します。1記事6,000円のように報酬が固定されており、書く文字数が1,000文字でも6,000文字でも収入は同じです。
ちなみに、Webライターの世界では文字単価が主流です。僕も10社ほど取引しましたが、基本的には文字単価を採用している企業さんがほとんどかと思います。知り合いのライターにも報酬体系について質問したことがありますが、9割が「文字単価」と回答していました。
文字単価・記事単価ごとの収入の目安
それぞれの収入の目安について、以下で表にまとめました。
~1円 ~3,000円 | 月~10万 年~120万 |
~2円 ~6,000円 | 月~20万 年~240万 |
~3円 ~9,000円 | 月~30万 年~360万 |
4円~ 12,000円~ | 月40万~ 年480万~ |
ひとまず、文字単価2円、記事単価6,000円に到達すれば、本業が視野に入るレベルかなと思います。
なお、未経験から初めてそれぞれの単価に到達するまでにかかる時間は以下の通り。
~1円 ~3,000円 | 初月 |
~2円 ~6,000円 | 3ヶ月~6ヶ月 |
~3円 ~9,000円 | 6ヶ月~1年 |
4円~ 12,000円~ | 1年~ |
最初は文字単価0.8円とかから始まって、めっちゃ頑張れば3ヶ月で2円くらいに到達します。そして大卒初任給くらいは得られるようになるかなと。
ちなみに、文字単価2.5円くらいまでは未経験からでもスムーズにアップします。そこから先はSEOの知識だったり、サイト運営のノウハウ(読者を商品やサービスに誘導する技術)を求められるので、少し時間がかかるかな、、、って感じです。
【注意】執筆量で収入は変わります
先ほど触れたように、Webライターは記事1本に対して報酬が支払われます。なので、収入は作業量と比例して変わります。
文字単価1円×1日10,000文字 | 月収30万円 |
文字単価2円×1日15,000文字 | 月収90万円 |
文字単価3円×1日3,000文字 | 月収27万円 |
こんな感じで「文字単価×労働量」で報酬が決まるので、頑張って作業すればその分もらえる、、、って感じですね。
逆に言えば単価が低くてもいっぱい書けば稼げますし、単価が上がればもっと稼ぎやすい職業だと言えます。また、執筆に慣れてきたら1時間で2,000~3,000文字くらいかけるので、単価が2円を超えてくるとと1日2~3時間の労働で月収20万円を超えられます。
【単価別】どのくらい収入を得られるかシミュレーション
では、Webライターはどのくらい稼げるのか、以下の2つの形態に分けて解説していきます。
- 本業
- 副業
本業の場合→10万円~
「いや10万円って低くないか…」と思われるかもしれませんが、未経験だとこのくらいかなと。最初はどうしても単価が低いですからね。1日8時間働いても10万くらいが限界かもです。
ただ、文章力やマーケティングの知識が付いてくると、20万円以上を余裕で目指せます。もちろん、月30万以上も可能で、人によっては月100万も到達できるはず。
スキルが身につけば、年収1,000万円も夢じゃありません。ただ、月100万目指すのはぶっちゃけかなり大変、、、。作業量が膨大になるので。
ぶっちゃけ月50万円くらいまでが8時間労働で稼げる限界かなと思います。
副業の場合→月3万~
主婦や学生の人だとまずはこっちから始めるかと思いますが、未経験だと月3万くらいからがスタートですね。本業じゃない分、稼働時間も限られるので、初月から10万円!みたいなのは厳しいかなと思います。
でも単価が上がってくると、月20万円以上も余裕で目指せます。例えば、「文字単価3円×3,200文字×20日」でちょうど20万円です。仕事が終わって、1~2時間働けばそのくらいいけますね。
もちろん、もっと働けばもっと稼げますが、肉体的にしんどいかなと。現実的な限界は20万円くらいですかね。
【体験談あり】どのくらい稼げた?
ここからはwebライターさんが実際にどのくらいの収入を得たか見ていきます。
僕の場合
僕は一番頑張った月20万円稼げました。参考までに振込記録をどうぞ。
たぶん、1日4時間くらい働いてそれだったので、わりと効率よかったですね。未経験から初めて4ヶ月目位で達成できました。8時間くらい働けば40万くらい行けたかもですが、、、僕は文字を8時間書くのはしんどいので無理でした笑
他のライターさんの場合
1月のライター収入:108,671円
↓
4月のライター収入:269,425円この間でやったことは「作業量」を増やすこと!ひたすら単価1円以上の案件をこなしました。
その結果、自分の得意ジャンルや効率よく書ける・時給の高い仕事が分かるようになりました!
正直大変でしたが、やる価値はあります✍️
— ナナコ|Webライター (@nanaco_web) May 4, 2021
僕がWebライターで月収30万円を達成した時にやったことは、
1:「マニュアル付き」案件を受注する
2:学びながら案件を進めていく
3:「外注」から「業務委託」へシフトするだけ。
Webライターはぶっちゃけ『誰でもなれます』。#Webライター#朝活 pic.twitter.com/rEdYrhCahK— yama | 月収50万円webライター (@20yama1) October 13, 2021
2020年6月にランサーズにWebライターとして登録して約10ヶ月。
なんと、月収が45万円を超えました!
目標は15万円だったので302%の達成率。
最初は月収5万円ほどでしたが、未経験から1年も経たずにここまで稼げるようになりました。
まだあまり稼げていない初心者ライターさんも希望を持ってください! pic.twitter.com/mANGgh5nH7— Samurai|お得に旅するノマドブロガー (@samu_writer) April 1, 2021
その他にも、Twitterで調べてもらえれば、30~50万くらい稼いでる人がわりといますね。皆さん稼げている印象です。
Webライターとして収入をアップさせる方法
では最後に、Webライターとしてどう収入をアップさせればいいか解説していきます。
方法は以下の3つです。
- 実績を作る
- SEOの知識を身に付けておく
- 文字単価を交渉してくださるクライアントを見つける
それぞれ見ていきましょう。
実績を作る
まずは実績を作りましょう。ここで言う実績とは「執筆した記事」のこと。「実績が多い=信頼性」に繋がります。
少し例を出して考えてみます。仮に以下の2人がいたとしてどっちに記事執筆を依頼したいですか?
Aさん「記事は書いたことないけどとりあえず全力で頑張ります」
Bさん「今まで100本書きました。主に金融や健康について書いてきました。以下のサイトに掲載されています。」
大半の人がBさんに仕事を依頼しますよね。
実績があれば、「文章力やマーケティングの知識がある」という証明になります。仕事も依頼してもらいやすいですし、スキルがある分、単価も上がりやすいです。
まずはがむしゃらに記事を書いて、「自分はこんな記事が書けるんだぞ!スキルあるぞ!」というのをアピールできるようにしましょう。
未経験のうちはGoogleドキュメントにサンプル記事を書いておくのがおすすめです。実際にクライアントと取引をして実績ができてきたらポートフォリオなどにまとめておきましょう。
SEOの知識を身につけておく
続いて、SEOの知識を身に付けましょう。
少し触れましたが、SEOとは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」のこと。グーグルで上位表示させる技術のことを指します。
記事を依頼するクライアントは「多くの読者に読んでほしい」と思っているので、SEOが分かるライターは重宝されます。結果、単価アップに繋がって、年収が上がりやすくなります。
僕自身、今は記事を発注している立場ですが、「スキルのないライターさんに依頼するなら、少し多く支払っても読者をいっぱい集められる記事を書けるライターさんの方がいい」と思います。実際に僕が働いているプロジェクトだと、文字単価5円の人もいますね。
変に報酬をケチって質の低い記事ができあがるより、効果の出る記事の方がいいですよね?記事執筆を企業もそう考えてます。
なのでSEOの知識を身に付けましょう。
文字単価を交渉してくださるクライアントを見つける
最後に、単価をアップしてもらえるクライアントさんを見つけましょう。単価が低いままだと、収入が上がりづらいですし、作業もいっぱいで大変です、、、。
一方で、単価が上がれば、今と同じ作業量でも収入がグッと伸びます。
文字単価1円×1日10,000文字 | 月収30万円 |
文字単価3円×1日10,000文字 | 月収90万円 |
こんな感じで、雲泥の差ですね。
色んな会社に応募して、単価を上げてもらえるクライアントさんを見つけましょう。また、既存のクライアントに単価アップの交渉をするのもおすすめです。
Webライターになって収入を増やそう!
Webライターは未経験からでも平均年収以上を目指せる職業です。興味のある方は気軽にチャレンジしてみましょう。
早い人だと3ヶ月くらいで20万、半年で30~100万円以上稼ぐ人もいます。100万円とかは正直むっちゃ大変ですが、3~50万円くらいなら堅実に目指せるレベルです。
仕事に慣れてくればしっかり収入を得られるはずです!興味のある方は副業からでも構わないので、気軽にWebライターに挑戦してみてください。
Webライターの詳しい始め方は以下の記事で解説しているので、収入をアップさせたい人は以下の記事をよ参考にし挑戦してみてください!