こんにちは。Web系のフリーランスのふっくーです。
Webライターは誰でも手軽に始められる職業です。Webライターに興味のある大学生の方も多いでしょう。
ですが、「そもそも大学生でも稼げるのかな?」「稼げる金額は?」「仕事はどうやって見つければいいの?」など様々な疑問が湧いてくるでしょう。
そこで、今回は大学生向けにWebライターは大学生でも稼げる仕事なのかを解説します。期待できる収入額や仕事の見つけ方も詳しく紹介するので、参考にしてみてください。
なお、この記事を書いている僕は大学生時代にWebライターとして働いていました。今はWebマーケターとして活動しており、記事を発注する立場にいます。
Webライターに関してはわりと詳しい方です。
そして、僕もこの記事を書いている2年前までは皆さんと同じ大学生でした(2022年現在)。皆さんに寄り添って解説していけるかな、、、と思うので、参考になれば幸いです!
Webライターになれば大学生でも稼げる?
まずはWebライターは稼げるかどうか見ていきましょう。
【結論】頑張れば稼げる→バイト越え可能です
見出しの通り、大学生でも稼ぐことは可能です。
バイトと同じように、世の中には記事執筆の仕事がいっぱい転がっています。例えば以下のサイト。
ライティングの案件だけで約30,000件もあります。こういうところから仕事を見つけてくれば、ライティングが未経験の大学生でも稼げてしまいます。
ただし、ノースキルでは難しいので、文章力やIT関連の知識を身につける必要があります。そこは頑張らないとですが、努力できれば十分に稼ぐことが可能です。
収入の目安
では続いて「どのくらい稼げるのか」を僕の実体験をもとに解説していきます。早速ですが、収入を表にまとめたのでご覧ください。
初月 | 0~1万 |
~3ヶ月 | 3~5万 |
3~6ヶ月 | 5~10万 |
6ヶ月~ | 10~20万 |
あくまで目安ですが、「3ヶ月頑張ればバイト代は安定して稼げるかな」って感じです。そして、半年頑張ればバイト以上に稼げます。
あと、のちのち詳しく解説しますが、時給に換算すると2,000~3,000円くらいは到達します。わりと大学生にはおいしい職業かなと思っています。
Webライターの収入は以下の記事で解説しているので、参考までにどうぞ。
>>Webライターの収入はどのくらいか徹底調査!稼ぐ方法も解説
大学生がWebライターになるメリット
では続いて、大学生がWebライターとして活動するメリットを解説していきます。僕が思うに、以下の4つのメリットがあります。
- 社会がどう成り立っているか勉強できる
- スキルが身につけばバイト以上に稼げる
- 自分の時間を増やせる
- IT関連の企業に就職しやすくなる
ではそれぞれ詳しく見ていきますね。
社会がどう成り立っているか勉強できる
僕が一番いいなーと思ったのはここですね。社会の構造を勉強できます。
Webライターになれば、「どんな風に仕事が進むか」を自然と目にします。ようは、
- 仕事を受ける
- 編集やディレクターとコミュニケーションをとる
- 納品する
みたいな感じで、仕事がどんなふうに回っているのかを見ることができるんですね。そして、会社によっては定例会議に参加できたり、ライター以外の職種(ディレクター・営業など)の人がどんな業務をしているのか見れたりします。
なので、社会ってこんな風に回ってるんだな、、、みたいなのを肌で実感できるんです。
僕はこの経験をしたおかげで、
- 自分がどんな職に就きたいか
- 会社で働くことだけが生きる道じゃない
といったように、将来の視野が大きく広がりました。そして、社会構造をざっくり知れたおかげで「下請けはもうからない」のように、お金周りのいいとこが何となく分かりました。「お金を稼ぐためにはどうすればいいか」をすごく勉強できたなと思います。
「将来について真剣に考えたい」って大学生にはメリットは大きいです。
スキルが身につけばバイト以上に稼げる
上記でも少し話しましたが、Webライターはバイト以上に稼げます。頑張れば月3~5万ほど稼げるでしょうし、人によっては10~20万くらいまで行く人もいるでしょう。
30万稼ぐ、、、ってのは少し難しいかもしれませんが(授業時間があるので)、普通にバイトするより儲かりますね。
自分の時間を増やせる
Webライターってわりと効率よく稼げます。たぶん、慣れてきたら2時間働いて6,000円もらえるって感じになってきます。
そうすると仕事を取り過ぎない限り労働時間はかなり減りまして、バイト時代の1/2~3くらいになるかなーと思います。
僕自身、1日の空き時間はバイト時代より2~3時間ほど増えました。
空いた時間で
- 友達と買い物に行く
- 飲みに行く
- デートする
など、好きなように使えたのですごく有意義でしたね。
IT関連の企業に就職しやすくなる
あとはIT関連の企業に就職しやすくなりますね。
Webライターをしていくと、自然とサイトデザインやSEO(Googleに合わせてサイトを最適化する技術)などの知識が身につきます。マーケティングの知識もインプットされていくでしょう。
雇う側にとっては「少し磨けば即戦力になる人材」になれるので、IT系の企業にはスムーズに就職できるはずです。
特に、
- Webマーケティング
- SEOコンサルティング
- Web記事制作
みたいなことをしている会社は親和性が高いのでわりとスーッと就職できるかなと思います。
実際、僕の周りのWebライターの友達もIT系の企業にサクッと就職していました。たぶん4月に内定が出ていたはずです。また、「大学生の間からフリーランスとして働いていた=スキルがある」と感じる企業も多いはずなので、その他の企業(特にベンチャー)に就職しやすくなるでしょう。
大学生がWebライターになるデメリット
続いて、大学生がWebライターをするデメリットも見ていきます。僕は以下のようなデメリットがあるなと感じました。
- 授業や部活、遊びとの両立が少し大変
- テスト期間は忙しくなる
- 少し疎遠になる人が出てくる
- 確定申告や税金の管理が面倒
ではそれぞれ見ていきます。
授業や部活、遊びとの両立が少し大変
最初の3ヶ月位の話ですが、文章の書き方やビジネスマナーなど、色んな事を覚える必要があるので、少し学校や私生活と両立するのは大変だと思います。
参考までにWebライターとして働き出した頃の僕の1日のスケジュールをどうぞ。
9:00 起きる
10:00~16:00 学校
16:00~19:00 バイト
19:00~23:00 ライティングの勉強
いてもではないですが、週4~5でこういうのが2~3ヶ月ほど続きました。
授業に出てバイトして宿題して、、、その合間に勉強ってスケジュールになるので、すごく大変です。
テスト期間は忙しくなる
あとはテスト期間もまあまあ忙しいですね。
勉強しつつ記事を書いて、、、って感じなるので、結構バタバタしちゃうかなと思います。特に、納期の直前なんかは作業量がドバっと増えてしまうので、テスト期間と被るとスケジュールがつめつめになりますね。
あと僕の場合は精神的にも少し大変でした。テストのことも考えつつ、記事の構成や文章も考える必要があったので、わりと忙しく頭を動かしてましたね。きっちり時間を管理してタスクをこなす能力が求められます。
とはいえ、耐えられないってほどの忙しさではないので、少しやる気を出して頑張れば余裕で乗り越えられます。
少し疎遠になる人が出てくる
上記で書いた通り、Webライターになってすぐは忙しいです。その間は友だちとあまり遊べなくなるかもしれません。
僕は今まで遊んでいた量の半分くらいになりまして、週2くらいしか遊べませんでした。なので、ちょっと関係性が薄れるというか「よっ友(学校で顔を合わせるだけの人)」が増えると思います。
まあ、最初の3ヶ月さえ超えればあとは今まで通りに戻れるかなと思うので、頑張って耐えましょう。
確定申告や税金の管理が面倒
1年(1~12月の間)の収入が103万円(48万円)を超えればの話ですが、確定申告をする必要が出てきます。
業務形態で変わるので少し表にまとめました。
バイト・パート | 103万 |
業務委託 | 48万円 |
Webライターの収入だけでなく、バイトやメルカリでの収益など、1年間に得たお金の合計が上記の値段を超えれば必ず確定申告しないといけません。
もう少し分かりやすく言うと、ひと月の平均の収入が約9万円(4万円)を超えるとアウトです。
確定申告はすごく面倒なので、ここはデメリットかなと思います。
僕は今年(2022年の春)に始めてしましたが、帳簿を作ったり、企業ごとに収入を計算したりとすごく手間がかかりました。作業自体は1週間くらいで終わるので、むっちゃ大変なわけではないんですけどね。
あと、確定申告したら納税もしないとダメです。
- 所得税
- 住民税
は支払う必要があります。
収入額にもよりますが、数万円は納税することになるかなと思います。また、人によっては親の扶養から外れることになるので、保険料も自分で支払わなければなりません。
Webライターに向いている大学生の特徴
上記を踏まえたうえで、Webライターに向いている大学生の特徴をまとめました。参考にしてみてください。
- バイトより効率よく稼ぎたい
- 自分お時間を増やしたい
- IT関連の企業に興味がある
- 遊べなくても少しなら我慢できる
- 文字を書くのが嫌いじゃない
少しでも当てはまったら挑戦してみていいかなと思います。
大学生がWebライターとして働き始める方法
ここまで読んでみて、「Webライターとして働いてみようかな」という人もいるかなと思います。
なので、ここからはWebライターとして働く手順を解説していきます。
- パソコンを買う(なければ)
- クラウドソーシングサイトに登録する
ではそれぞれ見ていきましょう。
パソコンを買う(なければ)
まず、パソコンがなければ買いましょう。基本的にWordやGoogleドキュメントで記事を書いて納品することになりますので。
「すでにパソコンあるよ」って人は学校のレポートが書けるレベルのものなら大丈夫です。もし、学校からパソコンが借りれて、Webライターの仕事に使える許可をもらえるならそちらでもOKです。
なお、スマホでも記事は書けますが、タイピング速度が遅いので非効率的。記事を書くのに時間がかかってしまうので注意しましょう。
クラウドソーシングサイトに登録する
続いて、クラウドソーシングサイトに登録しましょう。
クラウドソーシングサイトとは、仕事の依頼と受注を仲介してくれるサイトのこと。ここに登録すれば、大学生でもライティングの仕事を受けることができます。
以下の画像のように、色々な依頼が掲載されているので、ライティングの案件を探して応募しましょう。あとは、クライアントから仕事を振ってもらえるのを待つのみです。
大学生が一番手っ取り早く仕事を受ける方法なのかなーと思います。
肝心のサイトですが、ひとまず以下の2つに登録してみましょう。
定番のサイトなので記事執筆の仕事がたくさんあります。登録しておいて損はないでしょう。
Webライターにおすすめのクラウドソーシングサイトは以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひあわせて参考にしてみてください。
>>Webライターはクラウドソーシングで稼げる?おすすめのサイトも紹介
番外編:バイトの求人に募集するのもありです
Webライターってバイトの求人がわりとあるので、そっちに応募するのもありですね。安定して収入を得られる+必要なスキルを教えてもらえるという感じなので、悪くないのかなともいます。
Webライターとしてスキルアップしつつお金をもらえますので。「がっつり頑張りたい」って人はこっちも視野に入れてみてもいいでしょう。
- Indeed
- リクルート
で学生OKの求人を探してみるのが一番手っ取り早いかなと思います。
大学生がWebライターとして稼ぐためのコツ
では最後に、大学生がWebライターとして稼ぐためのコツを解説します。
- まずは文章力を身につける
- メールマナーマナーを身につける
- 実績を積み上げる
ではそれぞれ見ていきますね。
まずは文章力を身につける
「読まれやすい記事=文章がきれいな記事」なので、まずは読みやすい文章を書く練習をしましょう。文章力=稼ぐための基礎部分です。
よく考えたらわかるわ、、、って話かもしれませんが、大学生だと今までレポートくらいしか長文を書いたことないはず。ぶっちゃけそれだと、Webライターに必要な文章力は満たせてないことが多いです。
あと、書く文章が稚拙だとクライアントに採用してもらえません。能力が低そうに見られてしまうので。
まずは日本語をきっちり使えるようになりましょう。
ひとまず、「きれいな文章を書くコツ」みたいなのをググりつつ、「1,000文字程度の文章」を書く練習をすればいいかなと思います。これを10本くらい書けば今よりも文章力がグッと上がって、Webライターに必要な文章力が手に入ります。
また、がっつりライティングを勉強したい人は本を読むのもありです。Webライターにおすすめの本は以下の記事にまとめているので参考にしてみてください。
メールマナーを身につける
あとはメールのマナーもある程度知っておきましょう。
1つ前と同じく、大学生だと「メールってどう書けばいいんだろう」って感じの人も多いはず。その状態で案件に応募しても、メールが失礼な可能性がありまして、案件をもらえないかもしれません。過去の僕がそうでした。また、案件をもらえても対応が失礼だと仕事を切られてしまう可能性があります。
なので、まずはメールをきれいに書けるようになる練習をしておくのがおすすめです。
こっちも「メールの文章のコツ」みたいなワードでググりながら、10回くらいメールを書く練習をしてみましょう。僕はこれでかなり改善されました。
実績を積み上げる
そして最後に実績を積み上げましょう。
正直、大学生って肩書は仕事をもらうのにごく不利です。
- 社会人経験なし
→ビジネスマナーがあるか不安 - 文章力も怪しそう
→レポートレベルの文章力だと困る - ライターとしての強みがない
→職務経験がないから内容の浅い記事しか書けなさそう
って感じに見られます。
なので、仕事を受けるためには「こんな記事が書けるんだよ」ってアピールできないとダメです。「仕事をとるときに書いた記事を企業に見せれる、提出できる」という状態にする必要があります。
最初は単価が低いし、記事を書くのにも時間がかかるかと思います。そこはグッとこらえて10記事ほどは書いてみましょう。
そして、それ以降に仕事をとるときには、書いた記事を応募時に提出するのがおすすめです。どのくらいの質の記事が書けるかを証明できるので、仕事をとりやすくなります。また、スキルがあると信頼してもらえるので、報酬も多くもらいやすくなるでしょう。
提案文も超重要です
仕事をとるときには企業にメールを送るのですが、その中身もすごく重要です。
「大学生です。仕事ください。」ってだけでは、仕事を依頼してもらえません。なるべく「どんな記事が書けるか」が相手に伝わらないと仕事はもらえないと思います。ライター未経験の大学生ならなおさらですね。
というわけで、提案文の書き方も練習しておきましょう。
僕が仕事の受注率を倍増させた提案文の書き方を以下の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
>>【受注率3倍】Webライター向けの提案文の書き方を解説【テンプレあり】
Webライターは大学生におすすめ!挑戦してみよう!
Webライターは頑張ればバイト以上に稼げる仕事です。そして、働き方の選択肢を増やす入り口になります。ゆくゆくは僕みたいにフリーランスとして働くことも可能です。
また、「社会に出て働く」という経験ができるので、ビジネスマナーやコミュニケーション力などが身につきます。大学生が今後社会に出て活躍するために役立つ経験となるでしょう。
少しでも興味があれば気軽に挑戦してみてください!
Webライターの始め方は以下の記事で解説しているので、参考にしてみてくださいね。